遺産分割協議とは？相続人のあいだで想定されるトラブルを解説

遺産分割協議とは？

遺産分割協議とは、相続に際し、相続人全員が集まって財産を相続する方法について話し合うことをいいます。

遺産分割協議は何のために必要？

相続に際して、被相続人（亡くなった方）が遺言書を作成しておらず、相続人が複数存在するような場合には、不動産の相続方法が問題となることがあります。

すなわち、不動産を２つに割ることはできないため、相続人の一方が当該不動産に住むのか、当該不動産をすべて売却してしまうのかと言った選択を迫られることとなります。

こうした相続の仕方について相続人の間で取り決めるために、遺産分割協議は必要となるのです。

もっとも、遺産分割協議後になって、やはり不動産を維持するのが大変だから維持費用を払ってほしいといったことや、不動産を売却したいといったことなどについて、相続人の一方が主張し、トラブルへと発展することがあります。

その際、遺産分割協議の内容について記録した書類がないと、議論は水掛け論となってしまい問題が肥大化してしまいます。

そのため、遺産分割協議に際しては、相続人全員が署名押印をすることによって成立する「遺産分割協議書」を作成しておくことが重要です。

「遺産分割協議書」とは、その名の通り遺産分割協議について記録したものであり、遺産分割協議後になって相続人の一方から議論を蒸し返されることを防いだり、蒸し返されたとしてもトラブルを迅速に解決させたりすることができます。

遺産分割協議について不安な点がおありの方は、弁護士などの専門家にご相談いただくことをおすすめします。

遺産分割協議についてお悩みの方は桐井法律事務所までご相談ください

いかがでしたでしょうか。

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